「プロデザイナー大勝利」じゃないからな
今更になってこういうの。
「やっぱり佐野デザインいい」
とか。
これ明らかにプロデザイナー大惨敗でしょ。
だって、こうやって一般のデザイナーのロゴと比べると一目瞭然でいいロゴなんだもん。
なのに、そういう説明しなかった、理解を得ようとしなかった。
通常の業務と違って日本のロゴとして世界に見せるわけだから、すくなくとも日本人には理解が得られる程度の説明はするべきだったかと。
いや、むしろ他のデザインと並べるだけでいいロゴだってわかるくらい凄いんだから簡単だったはず。
これはプロデザイナー側の責任だと思います。
あー、マジもったいない。
例えば絵に1億の値が付いたとしてそれを買わせるときに
「いやいや、これはプロから見て1億。超すごい絵です!だから買いましょう」
じゃ無理がある。
「この絵は〇〇年前の☓☓で活躍していて、どういう歴史があってー…」
とか、価値を理解させるための努力は必要だったと思います。
パクリの話とかはどうでもよくて、
「一般人はパクリだから良くない!」
って思ってなくて
「何このロゴ、ダサい気がする」
「気がする」
これですよ。
佐野デザインは正直良く目にするような華やかなものではなく、
例えば小さくても認識できる
白黒でも色が潰れずわかりやすい
などなど用途などをしっかりと考えられてるわけですが、
一般ピープルはそんなのわかんないし、考えて見てないからそういう凄さわかんないんですよ。
色が葬式ー
可愛くないー
とか。そういう一般に溢れてるものから自然に得られるくらいの美的センスしか無いんです。
つまりはそれ単体で見てもどう違うかとか何が凄いかとかわかんないんです。
逆に他のロゴ並べれば分かるんです。
というか、並べるだけで佐野デザインは違う・凄い、ってわかるくらい凄いんですよこれ。
なのに、そういうことしなかったのはデザイナー側(というか委員会側全員)の責任ですよ。
単純に佐野さん可哀想。